敬老の日、離れて暮らす親に何を贈る?遠方でもできる7つのこと

「敬老の日、何か贈ったほうがいいだろうか。でも去年は『気を使わなくていい』と言われたし、遠方で会いにも行けない」——そんなふうに迷ったことはないでしょうか。この記事では、離れて暮らす親に対して敬老の日にできることを、モノを贈る場合・贈らない場合の両方から整理します。あわせて、この日をきっかけに見守りの話を切り出すコツもお伝えします。
2026年の敬老の日は9月21日(月)
敬老の日は「国民の祝日に関する法律」で9月の第3月曜日と定められており、2026年は**9月21日(月)**です。法律上の趣旨は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」こととされています(※1)。
「敬う」「祝う」が趣旨なので、高価なものを贈ることが目的ではありません。ここを押さえておくと、贈り物選びがぐっと楽になります。
「プレゼントはいらない」と言われる理由
親から「気を使わなくていい」「もう物はいらない」と言われた経験のある方は多いはずです。これは遠慮だけが理由ではありません。
- 置き場所がない:高齢になるほど、物を増やしたくないと感じる人が増えます
- 使いこなせないものが負担になる:新しい家電やガジェットは、説明書を読む負担が先に立ちます
- 「年寄り扱いされた」と感じる:敬老の日という名目そのものに抵抗がある人もいます
- 子どもに気を使わせたくない:金銭的な負担をかけたくない、という親心です
つまり「いらない」の多くは、贈り物そのものではなく、それに伴う負担への遠慮です。であれば、負担が増えないものを選べば受け取ってもらえます。
遠方でもできる7つの過ごし方
会いに行けなくても、できることはいくつもあります。手間と費用の目安で並べました。
| できること | 費用の目安 | 相手の負担 | 向いている場合 |
|---|---|---|---|
| 電話・ビデオ通話をする | 無料 | 少ない | 何を贈るか決まらないとき |
| 手紙・はがきを送る | 数十円〜 | なし | 形に残るものを贈りたいとき |
| 孫の写真・動画を送る | 無料 | なし | いちばん喜ばれやすい |
| 食べ物・花を送る | 3,000円〜 | 受け取りのみ | 消え物で気を使わせたくないとき |
| 生活の実用品を送る | 2,000円〜 | 受け取りのみ | 日用品が助かる家庭 |
| 家事・買い物の代行を手配する | 数千円〜 | 立ち会い | 家事が負担になってきたとき |
| 見守りの仕組みを用意する | 月数百円〜 | 少ない | 会えない期間が長いとき |
いちばん喜ばれるのは「近況が伝わるもの」
高価な品より、孫の写真や動画、手書きのひとことのほうが喜ばれた、という話は非常によく聞きます。親が本当に受け取りたいのは物ではなく、「元気にやっている」という情報だからです。
消え物は「置き場所を増やさない」贈り物
食べ物や花は、使い終われば残りません。物が増えるのを避けたい親には向いています。ただし、量が多すぎると逆に負担になる点には注意してください。少量・小分けを選ぶのが無難です。
モノではなく「日常の安心」を贈るという選択
敬老の日をきっかけに、毎日の様子がわかる仕組みを用意する家庭が増えています。
離れて暮らす場合、親の様子がわかるのは電話をしたときと、帰省したときだけになりがちです。単身の高齢世帯は今後も増える見通しで、世帯主が65歳以上の単独世帯は2020年の738万世帯から2050年には1,084万世帯(約1.47倍)になると推計されています(※2)。「たまに連絡する」だけでは間隔が空きすぎる、という家庭は今後さらに増えていきます。
見守りの仕組みは、親にとっては「毎日ひとこと返すだけ」、子にとっては「返事がなければ気づける」という形になります。物は増えず、置き場所も取らず、使い方を覚える負担もほとんどありません。
日常的な見守り全体の考え方は、離れて暮らす親の安否確認|8つの方法の比較で整理しています。
敬老の日は「見守りの話」を切り出しやすい日
見守りの提案が断られる最大の理由は、機能でも料金でもなく「年寄り扱いされたようで嫌だ」という感情です。ふだんの何気ない日に切り出すと、「そんなに心配されるほど衰えたのか」と受け取られてしまうことがあります。
その点、敬老の日は**「お祝い」という文脈がある日**です。次のような言い方だと受け入れられやすくなります。
- ✕「心配だから見守りを入れよう」 → ○「敬老の日だから、私が安心できるものを贈らせて」
- ✕「もう歳なんだから」 → ○「災害のときにすぐ連絡がつくようにしておきたい」
- ✕「毎日確認させて」 → ○「毎朝ひとことだけ、やりとりできたらうれしい」
主語を「親の心配」から「自分の安心」に置き換えるのがコツです。帰省とあわせて話す場合は、帰省で気づく親の変化|チェックリストと伝え方も参考にしてください。
LINEで毎日の様子を見守る——ここわタッチ
「会いに行けない期間も、毎日の様子を知っておきたい」——そのための仕組みが 「ここわタッチ」 です。
- 決まった時間(初期設定は朝7時・変更可)に、親のLINEへ体調確認のメッセージが自動で届く
- 親は届いた4つの選択肢からワンタッチで回答するだけ。文字入力は不要です
- 回答はそのまま家族のLINEへ通知されます
- 一定時間回答がない場合は自動でリマインド、それでも応答がなければ家族全員へ緊急通知が届きます
- 最大3人まで、追加料金なしで同じ親を見守れます(兄弟姉妹で分担できます)
- 月額550円(税込)・初月無料、契約期間の縛りはありません
新しいアプリを入れる必要も、機器を設置する必要もありません。初月無料なので、まず敬老の日から1か月だけ試して、続けるかどうかを親と相談するという使い方もできます。
なお、ここわタッチは親御さん本人がスマートフォンとLINEを使えることが前提です。スマートフォンを使わない場合は、操作のいらない人感センサー型など、別のタイプの見守りが適しています。
よくある質問
Q. 2026年の敬老の日はいつですか? A. 9月21日(月)です。敬老の日は「国民の祝日に関する法律」で9月の第3月曜日と定められています(※1)。
Q. 何歳から敬老の日を祝えばいいですか? A. 法律に年齢の定めはありません。「敬老」という言葉に抵抗を感じる方も多いので、60代・70代前半では「いつもありがとう」を伝える日として軽く扱うくらいがちょうどよいことが多いようです。
Q. 「いらない」と言われたら、何もしないほうがいいですか? A. 連絡そのものは喜ばれることがほとんどです。物を贈らず、電話や写真だけにするのが無難です。「贈り物は遠慮したい」と「連絡してほしくない」は別のことだと考えてよいでしょう。
Q. 遠方で会いに行けません。何をすれば失礼になりませんか? A. 失礼にはあたりません。電話やビデオ通話、孫の写真、手紙などで十分に伝わります。会えない期間が長い場合は、毎日の様子がわかる仕組みを用意しておくと、お互いに安心して過ごせます。
まとめ
- 2026年の敬老の日は9月21日(月)。趣旨は「敬愛し、長寿を祝う」ことで、高価な贈り物は必要ない(※1)
- 「いらない」の多くは、物そのものではなく負担への遠慮
- 遠方でも、電話・写真・手紙・消え物・見守りの仕組みなど、できることは多い
- いちばん喜ばれやすいのは「近況が伝わるもの」
- 見守りの話を切り出すなら、お祝いの文脈がある敬老の日はよいきっかけになる
出典
- ※1 国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号) https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC1000000178
- ※2 国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)令和6(2024)年推計」 https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/t-page.asp
